◆すべり症とは? 腰椎(背骨の腰の部分)は、生理的前弯(後ろに反っている状態)があり、下部の腰椎は前にずれていく力が常にかかっています。 腰椎の一部が前にずれている状態をすべり症と言い、それにより背骨の中を通る神経を圧迫すると、痛みやしびれなどを引き起こします。 すべり症は分離すべり症と変性すべり症に分かれます。 ◆分離すべり症 腰椎の一部分が骨折して離れた状態を分離症といい、大半は小児期の激しいスポーツ活動による疲労骨折と言われています。 分離症自体は無症状の場合も多く、分離症に気付かないケースもあります。 この分離症により、不安定になった腰椎が前方にずれる場合を分離すべり症と言います。 ◆変性すべり症 腰椎や椎間板は、加齢により変形していきます。 変形して不安定になった腰椎が、前方にずれる場合を変性すべり症と言います。 ◆症状 腰痛、殿部~脚の痺れや痛み、腰を反らすと痛い ※脊柱管狭窄症を伴うこともある ◆カイロプラクティックでは 滑ったり分離している骨を元に戻すことはできませんが、すべり症では腰を反らすと不安定になっている腰椎が前にずれ易くなり、症状が悪化します。 腰椎の過剰な前弯を減らしたり、体全体のバランスを調整して、腰への負担を減らす施術を行います。 |